中国国産メーカー各社、ネット直販テコ入れ

昨年の小米商城(小米のネットショップ)の爆発的売れ行きに、今年に入って中国国産の端末製造各社がネット通販(電子商取引)サイトの立ち上げを急いでいる。

ファーウェイ(華為)やレノボも立上げを計画しており、クールパッド(酷派)は来月にもネット通販サイトを立ち上げる予定だ。中小の中国国産メーカーもネット通販ビジネスを展開しているが自社直接ではなく、著名なネットショッピングサイトで販売している。

業界の関係者によると、メーカーはネット経由によるによる販売は
今年中に倍増するだろうと予測しており、ネット通販向けの出荷量も増加傾向にあるという。
クールパット(酷派)はネット通販で年内に300万台を販売目標にあげた。

小米の成功に注目するクールパット(酷派)
ネット取引の普及は中国でも進んでおり、更に大きなマーケットに成長すると予想されている。
中国専門のネット関連調査会社のiResearch社の調査によると、2012年度のネット通販(電子商取引)市場の取引規模は8.1億人民元、前年比で27.9%の伸びを示したデータを示した。

Xiaomi(小米)は昨年、小米1S・30万台をネット通販上で開始僅か12分で完売。同社の発表なので記録の真偽はあるものの、この成功でクールパッド、ファーウェイ、レノボ各社もネット直販ビジネスにウエイトをかけてきている。小米の関係者が暴露した話によると、昨年販売された端末の7割程がネットでの直販で販売されたとし、残りの3割が店頭(回線事業者)で販売されたとしている。

しかしながら、現在中国全体で発売される端末の9割は量販店及び回線事業者の店頭で販売されており、ネット通販市場は全体の10%に達していないとの事。中国マーケット全体を考えると、楽な道のりではなさそうである。

クールパッド(酷派)の蘇総裁によると、ネット販売部門の拡大は今年の重点事業としており、立ち上げ当初は、他の著名ネットショップと提携しながら販売を進めると話した。
具体的には天猫、京東商城(どちらも中国で有名なショッピングサイト)と提携し販売シェアを広げたいとしている。

また、大手製造メーカーのファーウェイもネット通販に注目しており、同じくこの部門のシェア拡大を狙っている。ライバルのZTEも同様の動きを見せており、自社のハイエンド機Grand系列をネット通販部門で積極的に販売したい意欲を示している。

リサーチ大手の国泰君安によると今後三年間で販売のウエイトが量販店4:回線事業者4:ネット通販2となるとし、ZTE・ファーウェイ・クールパッド・レノボ各社の今年のネット販売量が倍増するだろうと予想している。

ソース:PConline


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