3月下旬の某日、小生が勝手に師匠と仰ぐ、携帯電話研究家の第一人者・山根博士と
深センは華強路の携帯専門電脳市場へ偵察に行ってきた。
当日は香港が休日で混雑が予想されたが、それほど混み合ってなかった。
(目抜き通りは、配管埋設の大工事中で周辺の様子がよくわからない・・・。)
小生、恥ずかしながら初めての華強路。
そのせいもあり、規模の大きさに圧倒されてしまった。
博士曰く、香港の携帯市場の100倍はあるだろうとの事。
その話を聞き、少々めまいを催しながらスタスタと先を急ぐ、
博士の後を慌てて追いかける。
まずは工場直営の販売店が集まるビルへ。
ここでは携帯電話に関する一切のあらゆる材料・パーツが揃っている。
(あまりの規模のに圧倒され、写真を取り忘れる。)
しかし、メーカー純正のパーツ屋だったり、そうじゃないパーツ屋が混在しているので、
相当の目利き能力が必要。ニセモノを掴ませられる可能性もある。(原則自己責任。)
今回は博士にアテンドして貰い、立ち回り方を学ばせて頂いた。
販売店は工場直営なので、少量の場合は多少割高になる可能性がある。
(と、言っても香港よりは安い。)
また、お店の人と仲良くなるのが良い物を仕入れるポイントと思われる。
こちらは山寨機を専門に売るビル。
1〜2人がやっと座れる販売ブースが所狭しとひしめき合い、
脇を歩くと各店呼び込みの声をかけてくる。
ショーケースは、ギャラクシーモデルの山寨機とiPhoneモデルの山寨機が目立つ。
山根博士曰く、以前は様々な山寨機があったが、最近は人気の集まっている有名2機種の
山寨機が殆どだとの事。
博士が好む変態山寨機(髭剃り携帯やプロジェクター付き携帯)なども、
殆ど販売されていない。以前は活発的に出ていたものの、やはり利用者がいないのか、
奇特な携帯はあまりなかった。
唯一、博士が興味を示した、◯ャネルのロゴが入ったマトリョーシカ携帯も、
外箱が◯ャネルしていなかったのでパスしていた。
(箱にもこだわってたらもう少し売れてたかもねー。と、呟く博士。)
また、最近は子供向けやシルバー携帯(ボタンを極力排除した簡易操作可能な携帯)が増えているような感じを受けた。低価格なので今後の需要が期待される。
子供用携帯端末(5箇所まで番号を登録する事が可能。約150人民元≒2300円)
恐らく、ここで売られている製品の流れを見ることで、
世界で売れている携帯のトレンドを見ることが出来ると言っても過言ではないと思う。
今後も偵察を続け、定期的に現地レポートをお届け出来ればと思っている。