【実機レビュー】先鋒/Pioneer E90w (1)

先日、深センで購入した内の1台。先鋒/Pioneerブランドだったので、気になって購入。今回はこれをレビューしたいと思う。

この端末は、中国家電大手のSuning(蘇寧電器)と先鋒/Pioneerの合弁会社により製造された端末である。Suning(蘇寧電器)は過去にもLaoxを買収したことがある企業で知られており、大陸で端末を販売するにあたり、日本ブランドで差別化を図って販売されている珍しい製品だ。スペック的にも期待できるのかな?と思ったが、ラインナップを見ると全体的にミドルエンド向けの製品が多い。価格にして約1000元から2000元の間だ。Pionnerは最近流行っている「1000元台スマホ」を購入する層をターゲットにした製品を多く出している。スペック的にはハイエンドより劣るものの、クアッドコアCPU、800万画素カメラは当たり前。先鋒/Pioneer以外の日本メーカーで中国で現地化して売られている製品は少ないので、日本人として★ちゃいスマ★でも応援したい端末。他の人とちょっと変わったスマホが使いたい!でも無名メーカーだとちょっと・・・と言う人にも良いかもしれない。しっかりしたメーカーの製品なので特に問題なく使うことができるだろう。

という訳で、まずは外箱と内容物から。

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前出のHuawei AscendやLenovoK900のような豪華な作りではなく、中国では極めて一般的なパターン。ローエンド、ミドルエンドモデルに多く見られるパッケージだが、それでも以前よりは丁寧な梱包になっていて値段とのバランスが取れている。また、AVメーカーらしく、カナル型イヤフォンが付いていて、音楽等を楽しむのには良い端末だ。

端末全景

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全体のサイズは147×77.2×9.9mm。表面はどのメーカーでもあるような一般的な形状のスクリーン。裏面の厚さは最浅部分で9.9mm、カメラレンズの突起部分を入れると厚さは約12mmとなっている。表面はピュアホワイトで透き通るような白が上質な仕上がり感が出ている。

裏蓋を開けた所

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御覧頂いて分かる通り、デュアルSIM端末なので2枚のSIMを入れることができるが、片側はGSMのみのSIMしか入れることが出来ない。ここで勘違いしている諸兄がいるかもしれないが、日本のキャリアのWCDMASIMでも、海外ローミングの場合GSMでの受信が可能だ。なので、デュアルSIM端末を利用する際は、GSM側に日本のSIM、WCDMA側に現地WCDMASIMを入れてやれば、ネットは現地の格安価格で利用する事が可能である。

iPhone5とのサイズ比較

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iPhone5と比べると、平面サイズは2回り大きい。大型だか、ぶ厚い印象はない。

全体的な印象としては予想以上の仕上がり感で、これで2000元を切っているとは思えない出来。裏蓋と本体の境目も丁寧に作りこまれていて、違和感は無かった。横幅はギャラクシーS3に近く、手の収まりが良かった。サイドモールはシルバーメッキだが、安っぽさは感じず、Huawei Ascend Mateのつや消しシルバーのサイドモールに比べると、管理人的にはコッチのメッキの方がスタイリッシュに感じた。

次回は、UIの検証や、日本語化についてレビューしたいと思う。


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